佐々木朗希 初の中5日は5回途中5失点で勝敗つかず「チームが勝ってよかった」と感謝

ドジャースの佐々木朗希投手(23)は、5回途中までに61球を投じ、5安打とメジャー最多の5失点を喫し、2四球1死球を与えましたが、奪三振はありませんでした。試合は彼の勝敗を決めませんでした。
初回、1点の援護を受けた佐々木は、1アウトから2番マルテに右翼席への同点ソロホームランを許しました。さらに2アウト二塁打の後、5番スアレスに右翼席への勝ち越し2ランを打たれました。
大谷選手の適時打などで同点に追いついた直後の2回。1アウト後に安打を許したものの、後続を抑えました。
打線が5点を勝ち越した3回には、2番からの打順をわずか6球で3者凡退に仕留めました。
4回には無死からの二塁打と内野ゴロなどで1点を失いました。2アウト後には連続四死球で走者を背負いましたが、追加点は許しませんでした。
5回に無死からの四球を出したところで交代を告げられました。救援のバンダが走者を返したため、佐々木に失点が加わりました。彼の防御率は4.72となりました。
メジャー8試合目、佐々木にとって初の中5日での登板でした。プロ入り初の1イニング2被弾は、どちらも速球をはじき返されたものでした。試合後、佐々木は「(登板間に)ブルペンに入るタイミングは今回も変わらなかったので、調整には難しさを感じませんでした。中5日がパフォーマンスに影響したようには思いません」と冷静に振り返りました。
試合は激しい点の取り合いとなりました。ドジャースは3点を追う9回で、連打で同点に追いつき、大谷翔平選手(30)の12号3ランで勝ち越しを果たしました。佐々木は「自分自身の投球が良くない中で、点を取ってもらって勝たなければならない試合を僕が悪い流れにしてしまった。ただ、結果的にチームが勝ってすごく良かった」と、大谷をはじめとした破壊力のある攻撃陣に感謝の意を示しました。